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作品を観たり、聴いたり、読んだり、作ったりしています。

長谷川等伯 京都巡礼の旅②

11月2日(土)二日目
智積院 二度目の訪問
会場前に到着したものの収蔵庫は掃除中とのことで、庭園を回った後、9:15頃より鑑賞
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入り口から反時計回りに
右手
・松?
・松に秋風の図
正面
・松に黄葵図
正面奥
・松に立葵
左手
・桜の図(息子久蔵さんの作品)
・楓の図
手前
雪松の図(お弟子さんの作品)
楓図は、息子さんの遺作となった桜図と花の構成に連続性を持たせているように見える
白い花の流れ
楓図の、桜図を想うような葉の流れ
楓の花は桜の花の流れをそのまま受け継ぎ、楓の葉は桜の図の流れをそっと支えている
ふと気づくと僕以外誰もいなくなった。10:50 まで観てた。

樂美術館へ
タクシーを使わないとなかなか辿りつけないような場所。
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長谷川等伯 松林架橋図襖修復完成記念
明治の廃仏毀釈後、大徳寺三玄院旧蔵品の内、四部が楽美術館に引き取られた。他は圓徳院で保管されている。

圓徳院で複製品が麩におさめられているのを観て、その時は素晴らしいと思ったが、原本を見ると複製品とは別物。佇まいはコピーしきれない。
展示後は京都国立博物館に預け、保管されるとのこと。企画展などで見られるとのこと。
他良かった作品のメモ。茶道具系 田中宗慶 二台 常慶 初代 長次郎
 

本法寺
樂美術館で道を教えてもらい、歩いていった。
住職が案内してくれた。
等伯作の仏涅槃図 複製。四月に一ヶ月だけ公開される。

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教行院 等伯が滞在した寺院。京都の火災で燃えてしまった。涅槃図は蔵で難を逃れた。教行院も再建された。
庭園以外写真不可
巴の庭、本阿弥光悦は工事中で見られず。

 

大徳寺
利休自害のきっかけとなった大徳寺等伯作品が見られますかと聞いたところ、真珠庵が公開されているとのこと。
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レプリカで無い本物が、襖に収まったオリジナルな状態で見る鮮烈さ。空気感まで伝わってきた。
蜆子猪頭図
商山四皓図