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作品を観たり、聴いたり、読んだり、作ったりしています。

長谷川等伯 京都巡礼の旅

11月1日(金)
ホテル近鉄京都をチェックアウト。京都駅に隣接しており、ホテルの窓からすぐに新幹線のホームが見えてナイス。京都駅ビルの設計はコンペで決まったそうで、原広司さんという方によるもの。かの安藤忠雄氏も最終選考に残ったらしい。
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通りがかりの本屋で村上龍の「賢者は幸福より信頼を選ぶ」を買う。kindleで買おうとしたら、無かった。早く、なんでもkindleで買えるようになって欲しい。
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養源院
俵屋宗達の松、麒麟など。狩野?派の作品も。有名なのは鳥居元忠血天井、顔から腕、刀、足まで、切腹してうつ伏せに倒れた姿の血糊が残っている。他、自害した侍の手のひらや足跡も。修学旅行で気持ちが悪くなる女子学生もいるらしい。
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智積院
収蔵庫で長谷川等伯と息子の久蔵の作品が見られる。今回の旅の目的の一つ。等伯の作品を存分に鑑賞できる。作品の完成度があまりに高く、呆然としたような感じになる。
楓図の右下隅に、右の久蔵の桜図の桜に似せたような楓が描かれているのに気づく。亡くなった息子さんとの作品に連続性を持たせるため?息子への気持ち?
11時半から1時過ぎまでいてもまだ見足りない。明日明後日と通うことにしよう。
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二条城
老中の間の障壁画を観ることができた。狩野探幽作と考えられていたが、狩野興以、狩野探幽の祖父の永徳の息子の光信の高弟、の作らしい
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高台寺 圓徳院
等伯の山水図襖のレプリカが完成し、(16、もしくは20?の麩図?)、特別に全てはめ込んだ状態で展示してある。レプリカなら常設すれば良いのに、と思うが、貴重な機会だ。元々は大徳寺三玄院で描かれた作品で、等伯が住職の留守を狙って勝手に襖に描いた作品と言われている。激怒した住職だが、作品に出来の良さに、結局そのまま残したらしい。実際、未完成のような箇所も多い。
複製とは言え、
その場の空気感は、その場に行かないとわからない。30分程佇んだと思う。
レプリカは本物かと思うくらい良く出来ている。プリント後に、職人が襖の紋様を転写したとのこと。
マホの電源切れで写真は無し。

夕食は京都熟成ラーメン京(四角の中に京)上品な味。飲んだ後に良さそう
http://ramen-miyako.com/about/index.html