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作品を観たり、聴いたり、読んだり、作ったりしています。

はあちゅう 自分への取材が人生を変える (スマート新書)

 旅先の新幹線の中でサクッと読みました。そんな読み方に適している本かなと思います。
真面目な人や謙虚な人ほど大きな成長にばかり固執し、小さな成長をないがしろにしてしまいます、という文章が響きました。やりたいことがあるけど達成できていない現実にフォーカスしても確かに良いことはなにもなく、どうしたら達成できるかを考えて、実行していくほうが良さそうです。そんな作業を続けていくためには、大層で大きな目標を、小さな目標に分割して、自分の近くに常において、行動を習慣化するのが良いのでしょうね。
 

 

はあちゅう 「自分」を仕事にする生き方

Uターン転職して一年弱、帰ってきたのは正解だったけど、今の仕事を続けるべきなのか、などと少し弱気に考えているとき、本書を手に(kindle版をダウンロード)しました。素直で率直な文体が良いと思います。
マーカーを引いた箇所は数え切れません。問題も解決方法も人それぞれ、自分で結論を出して前に進まないといけませんね。読んでよかったです。 

「自分」を仕事にする生き方

「自分」を仕事にする生き方

 

 

ちきりん 自分の時間を取り戻そう―――ゆとりも成功も手に入れられるたった1つの考え方

 序章の「忙しすぎる人たち」を読んで身につまされる人は、一読するのをお薦めします。ぼくは図書館で借りましたが、あらためて自分で買おうと思います。 

効率= アウトプット / インプット

仕事量=動力x時間

 

多動日記(一)「健康と平和」: -欧州編- (電子版 未来文庫) Kindle版

kindle unlimitedの無料体験期間の終了間際に、解約前に少しだけ、と以前から気になっていたこの本を読み始めたところ、止まらなくなってしまいました。いわゆるカルピスの原液のような文ですね。筆者の体験と脳力が凝縮された、非常に魅力のある文章です。

この本を読むことを気に、kindle unlimitedの有料期間に突入してしまう可能性もありそうです。困ったものですが、この文章を読めるなら、月980円は高く無いかもしれないですね。 

 

上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ 静岡市民文化会館 中ホール

上原ひろみさんのライブは東京国際フォーラムなどで観ていますが、今回、静岡市民文化会館というホールで観ることができたのがよかったです。少し古めで、学校の講堂を少し大きくしたような、何だか趣のある建物。照明も最新鋭というよりは、影絵のようでした。座席は4列めの真ん中あたり。

演奏は圧巻でした。地元、しかも地方ということもあり、かなり自由に全力で演奏されていたような。。

近くで観ると、当たり前ですが、お二人とも普段は普通の方々。この人たちが、明らかに尋常でない、物凄い演奏を繰り広げる。近くで見ていると、何だか不思議な気がしました。

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 そう言えば、東京国際では開演前にピアノの調律を長い時間やっていましたが、今回は見かけなかったな。ぼくが入場した時には終わっていたのか、今回は無かったのか。。

 

浜松市楽器博物館

浜松に引っ越して半年が過ぎましたが、どうして今まで来なかったのか、と後悔?しています。音楽好きな人にはたまらない場所でしょう。おそらく入場者数はそれほど多くは無いが、リピート者が多い場所、と想像しています。ぼくもリピートすることになるでしょう。当分は毎日通っても飽きないかもしれません。あの空気感がとてもしっくりくるというか、落ち着きます。

各楽器展示の前のオーディオテクニカのヘッドフォンでその楽器の演奏が聴けるのですが、その演奏を全て聴くだけでも、音楽について相当な学びになりそうです。

浜松はなんと素晴らしい。ドイツは、楽器産業が廃れてしまったようですが、何とか浜松には楽器の街として生き残っていって欲しいですね。

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ターナーからモネへ 静岡市美術館

家族に頂いたチケットで、家族と行ってきました。ありがたいことです。

静岡市美術館の良いところは、まず、駅から近くてアクセスが良いこと、そして、新しくて綺麗なところですね。展示も駅チカのロケーションを考慮されていると思いますが、多くの人に受け入れられそうで、かつお洒落な感じがする良い展示がされていると思います。

今回は、ターナーからモネという、日本人にも人気のある印象派(モネ)と、その前身のロマン主義ターナー)の展示です。

個人的に懐かしく感じたのは、言わば歴史的にはターナーとモネの間に位置するブーダン。フランスはノルマンディに拠点を置き、モネにも影響を与えたとされる画家です。ノルマンディは出張で何度か訪ねましたが、本当に美しい所でした。現地を訪れると、ノルマンディを舞台とした印象派の絵画がどれも美しいのも当然のことと思ってしまいます。

オンフルールのブーダン美術館は、ブーダンの作品だけを集めた、こじんまりとした素敵な美術館でした。オンフルールや、Deauville, Trouvilleといったブーダンの作品の舞台となった場所はアクセス良いとは言い難く、正直、私などは仕事でもない限りはレンタカーで行くのも億劫と思ってしまいますが、仕事にかこつけた形でも、行っておいてよかったと思える場所です。もちろん、レンタカーの他、観光バスなどでも良いと思います。電車は多分、時刻に十分な下調べが必要ですね。

http://www.ot-honfleur.fr/decouvrir-honfleur/lart-et-les-musees/le-musee-eugene-boudin/

「ターナーからモネへ」|静岡市美術館